生理時や更年期の偏頭痛の原因と対策。偏頭痛専用痛み止めイミグラン 

片頭痛の仕組み

片頭痛の痛みは、脳の血管が拡張して周囲の神経を刺激することで起こっています。
血管の拡張の原因のひとつは「セロトニンの過剰分泌」と考えられています。

セロトニンが過剰に分泌される

脳の血管が拡張する

周囲の神経を刺激

頭がズキズキ痛む

しかし、セロトニンが過剰になる原因はわかっておらず、根本的な治療法はありません。
原因を特定して生活習慣を見直し、体調を整えることが大切です。

 

片頭痛の原因

《原因1》アルコール・カフェインの摂取

《原因2》睡眠不足

《原因3》ストレス

ストレスと偏頭痛発作には強い関係性があります。
リラックスできる週末にかぎって痛みが出るとか、週明け月曜日になると発作が起きるというケースも多いそうで、ストレスが何らかの信号を送って脳の血管に影響を与えているとみてよいでしょう。

《原因4》ホルモンバランス

ホルモンバランスがセロトニン濃度に影響し、脳の血管を拡張している可能性があります。
妊娠中は偏頭痛発作がでないことからも、ホルモンによる影響であることがわかります。
生理の間に偏頭痛が起きやすいのも、月経時の黄体期のエストロゲンの低下によるもの。
そのため、偏頭痛持ちは20~40代の女性に多く、生理周期に関係している偏頭痛の場合は閉経後は発作が出なくなると言われています。
しかしその頃、更年期と呼ばれる時期に突入。
生理でなくてもエストロゲンがみるみる減少する閉経前後の「更年期」。
偏頭痛は、起きるべくして起きているといっても過言ではありません。

 

海外の偏頭痛薬「イミグラン」

有名な偏頭痛・群発頭痛のお薬です。

錠剤タイプの経口薬で、頭の片側がズキズキと脈を打つように痛むタイプの頭痛に効果を発揮します。

製薬メーカー:グラクソスミス・クライン
有効成分:Sumatriptan succinate(スマトリプタン)100mg
スマトリプタン…脳内物質のセロトニンに作用して血管を収縮する作用で頭痛を緩和

 

偏頭痛の原因に直接働きかける

バファリン、ロキソニンなどの鎮痛剤は、痛みを感じる神経のはたらきを遮断するお薬ですが、片頭痛には効果が限定的。
イミグランは痛みのもとになる血管の拡張をおさえる薬なので、バファリン等よりも偏頭痛の痛みに直接働きかけ、即効性があるとされています。
痛みが強くなってから服用してもすぐに効くということで、いざというときの常備薬として世界中で広く利用されています。
片頭痛が起こる前である、前兆期に飲むことを推奨していますが、頭痛が起きてから飲んでも効果があります。
薬の効果が現れるまで30分ほどかかるので、できるだけ早めに飲むと良いでしょう。
ただし、あくまでも痛みを和らげるための薬なので偏頭痛そのものを治すわけではありません。

前兆段階でも服用できるが予防はできない

「偏頭痛きそうだな」と予兆を感じたらその段階で服用することで強い痛みを抑えることができます。
ただし、前兆もないのに予防として飲むのは良くありません。かえって発作の回数を増やすことになるそうです。
痛みの出始めに、あるいは痛みが出て来たときだけ服用するようにと指導されています。

群発型頭痛の痛みにも効果

群発型頭痛は男性に多い慢性頭痛です。
発作がおきている期間は、明け方などの決まった時間に目の奥につよい痛みがあります。
痛みの原因は片頭痛とおなじ脳の血管の拡張なので、スマトリプタン剤で痛みを軽くすることができます。

注意・副作用

血管を収縮させる作用があるため、循環器系疾患、高血圧の方は医師に相談してください。

(治療薬「トリプタン」が使えない場合 NHK図引用)

副作用は胸や喉の違和感・圧迫感・つかえ、肩こり、体の痛み、倦怠感など。
また、眠気が出る可能性があるため服用後に車の運転や危険な作業は避けてください。
その他動悸、めまい、吐き気なども報告されているので注意が必要です。

詳しい使用上の注意や利用者口コミなどはこちらからご確認ください。→ イミグラン(くすりエクスプレス)

※イミグランの個人輸入は、医師の診察、処方箋がなくても、個人使用に限定し輸入規定量の個人輸入が法律で認められております。

薬が効かない・使えない場合は病院へ

市販薬が効かない・使用できない場合、また痛む部位を冷やしても頭痛がおさまらず日常生活に支障があるなどの場合は、かかりつけ医や近くの内科を受診しましょう。

それでも症状の改善が不十分なときは、頭痛外来神経内科など、専門医へ。場合によっては予防薬が出される場合があります。

ご参考になれば幸いです。

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