プロスパス (Prospas) 制汗剤 脳内の発汗信号を正常にして汗を止める

大量の汗が体臭をきつくする!

梅雨が明けると夏本番。
アンチエイジング的観点からは、シミ・シワの大敵、紫外線にばかり気を取られてしまいがちですが、汗をかきすぎることによる体臭も気になる季節です。

特に40代過ぎてからの体臭は加齢臭と呼ばれ、周囲にイヤな印象をもたれてしまいます。
しかも自分では気づかないところがコワイところ。(私も子どもに指摘されて初めて気づきました)

スプレータイプやロールオンタイプ、最近は本当に多種多様な制汗剤が薬局に並んでいますね。

でもこれらのケア用品では、汗をかくこと自体を止められるわけではありません。

汗をかく仕組みは、脳内の信号にありました。

ここに着目した汗っかきのための薬がたいへん効き目が良いそうです。
汗をかくからだの仕組みや臭い(加齢臭)の原因、その対策法を調べてみました。

 

汗はなぜ出る?汗の種類について

日常生活の正常な汗

  • 暑さや辛い食べ物を食べたときの体温調節
  • 驚きや緊張、不安など

暑いときや運動をしたとき、または緊張したり驚いたり不安になったときに人は汗をかきます。
これは体温を調節するための生理的な汗で、からだが正常に機能している証拠です。
通常では汗をかく必要がない環境や条件の下で大量に汗をかくのが「多汗」と呼ばれるものです。

 

ちょっと異常な汗

  • 多汗症

汗が病的なほど異常に出るのが多汗症です。多汗症は、大きく分けると局所性多汗症と全身性多汗症があります。
局所性多汗症は、汗をかきやすい体質に精神的な影響が加わったものがほとんどです。全身性の多汗症も多くは体質的なものですが、原因となる疾患が潜んでいる可能性もあります。

 

  • バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

のどぼとけの近くにある甲状腺から、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるのが甲状腺機能亢進症です。
全身に大量の汗をかく他、甲状腺の腫れや手の震え、疲労感や体重の減少、さらに眼が突き出るなどの症状があらわれます。20~30代の女性に多い疾患です。

 

  • 更年期障害

閉経の前後、約10年間をさす更年期を迎えると、女性ホルモンのバランスが急激に変化し、心や体にさまざまなトラブルを引き起こします。症状には、ホットフラッシュと呼ばれるほてりやのぼせ、多汗をはじめ、肩こりや疲れ、だるさ、イライラや不安感などがあります。
ホットフラッシュによる発汗についてはこちらの記事もご参照ください。
更年期のほてりにホルモン補充療法(HRT)がよく効いた!

 

  • 自律神経失調症

ストレスなどが原因で自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれます。
不安や緊張、抑うつなどの心のトラブルや、多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。あらわれる症状は人によって大きく違うのが特徴です。
(参考:武田コンシューマーヘルスケア株式会社

 

加齢臭とは

加齢臭とは、中高年に特有の「脂臭くて、青臭いニオイ」のこと。

1999年に、資生堂が加齢にともなって発生するニオイの原因物質「ノネナール」を発見。今では一般的に使われている「加齢臭」という名前も、資生堂が命名しました。

ノネナールは、年を重ねると増加するパルミトオレイン酸(脂肪酸)が、過酸化脂質や皮膚常在菌によって酸化したり分解されることで発生します。

ノネナールは男女問わず、40歳を過ぎたころから増えてくるので、男性に比べ皮脂量の少ない女性でも、安心はできません。特に、皮脂量が増える暑い季節は要注意です。

 

飲んだら1時間程度で汗がひく薬

汗は人体の熱調節や新陳代謝に欠かせないものですが、必要以上にかいてしまう場合は生活に支障が出てきますよね。

なぜ必要以上に汗をかいてしまうのか?

原因はいくつかありますが、脳内の神経伝達物質の働きが過剰になっていることが明らかになっています。
神経伝達物質にはさまざまな種類がありますが、その中でも発汗に関係が深いのが「アセチルコリン」です。

アセチルコリンはシナプスに発汗や排尿などの生理的活動を促進させる信号を伝達する役割を持っています。アセチルコリンがたくさん出ると、代謝の促進が命令として伝わり、多汗症になると考えられています。
神経伝達物質についての詳細記事
「神経伝達物質」を摂って更年期のイライラをクールダウン

 

アセチルコリンを抑制して汗を制す

それでは、アセチルコリンの働き過ぎを抑えるにはどうすれば良いのでしょう?
それには「プロパンテリン」という成分が効果を発揮します。

プロパンテリンは、アセチルコリンの働きを抑える効果があるため、多汗症の改善効果以外にも、胃・十二指腸潰瘍、夜尿症、頻尿や失禁などの改善にも用いられています。

このプロパンテリンで作られたのが、多汗症を改善する「プロスパス」「プロバンサイン」という薬です。
プロバンサインは、病院でもよく処方されているようです。

◆商品名
プロスパス
◆製造会社
LLOYD LABORATORIES社(フィリピン)
◆効果
下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛
胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー
夜尿症または遺尿症
多汗症
◆用法
通常、成人には1回1錠(プロパンテリン臭化物として15mg)を1日3~4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
◆副作用
抗コリン作用(口が渇く、便が出にくい、尿が出にくい、尿量が少ない、残尿感、目がかすむ、光がまぶしい、見えにくい)
※同じ成分・作用の薬にプロ・バンサイン(ファイザー)もありますが、価格はプロスパスの方が安いです。

プロスパス (Prospas) 15mg

 

利用者の声をみると、汗が止まるかわりに「喉の渇き」「顔の紅潮」があるという報告が多数見られます。

効果の出かたや副作用に個人差があるようなので、一部抜粋してみます。

届いた次の日にプロスパスを使用しましたが、病院処方のプロバンサインと遜色なく、ちゃんと効きました。自分の場合、効き始めるのは服用後1時間半以上経ってから。皆さんが書いているように、空腹時の方が効果が出ました。服用前に少し腹に入れても、服用後1時間以上経過してから普通の食事を取っても、効きが悪いのがはっきり分かる。

用法・用量的に1回2錠はやめた方が良いんでしょうが、ある程度体重がある人で、確実に汗を止めたいなら2錠が確実。人と会う時や、会議の前には欠かせません。

みなさんのレビューを参考に朝起きたときに2錠。すると30分くらいすると汗が出なくなり、だんだん顔が赤くなりました。そこから3時間くらいはほとんど汗はでません。嬉しかったですねー。あせが出てないとこんなに快適なのかと。ただ効き目が切れてくると頭痛がするので鎮痛剤が必要です。あと私の場合は便秘にもなります。

汗かきなので飲んでみました。確かに汗はかきにくくなりますが喉の乾きが半端ないです。でも汗まみれになるよりましなので飲み続けます。

普段から頭と顔汗が異常で、夏季の散髪時はいつも大変な状態でした。服用時は、やや顔面が紅潮しますが、一回2錠で4~5時間は効能があります。本当に信じられない程の効果で驚いています。汗をかいてもサラッとした感じで心地よい。ただ副作用の心配がないか…でマイナス1点.。。

 

 

プロスパスの副作用が気になる方は、パースピレックスロール(Perspirex)がおすすめ。

世界中の美容クリニックで、ワキ汗やワキガの抑制治療に使われているロールオンタイプの制汗剤です。日本の市販制汗剤とは効き目が段違いです。

 

多汗症・わきが・体臭ケアに特化した石鹸

 

「家族で使える体臭改善石鹸」モンドセレクション2018銅賞受賞
オパシー石鹸(男女の汗・体臭改善)100g

成分の特徴について販売サイトより一部抜粋。

・塩化アルミニウム
優れた汗の洗浄作用で知られる成分です。臭いの原因となる汚れを洗い流し、ワキの臭いをカバーします。
・プラチナコロイド
驚きの還元力を持った成分で、多くの環境ダメージから肌を守ります。コエンザイムQ10やリポ酸以上の還元力があるといわれ、エイジングサインをクリアにして、弾力ある若々しい毎日へ導きます。
・シルバーコロイド
銀には優れた抗菌作用があります。汚れの発生を抑え、清潔な肌を維持して、体臭をカバーします。

 

ご参考になれば幸いです。




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