ホルモン補充療法のおかげでほてりもなく快適に40代後半を過ごしておりましたが、やめたらどうなるんだろう?と気になっていました。
たしか、「5年もすれば更年期がおさまる」と聞いていたのでもう大丈夫かな?と思って、51歳でやめてみたら・・・まだダメでした。
今回はそのときの様子を記事にしておきます。
私がホルモン補充療法(以下HRT)を始めたのは46歳の頃。
「ほてり」が辛すぎて、婦人科に相談したところ勧められたのがきっかけでした。
おかげで症状はすぐにおさまり、これといった副作用もなく平穏に過ごせているので大変ありがたく思っています。
しかし今年51歳。HRT歴5年です。
確か、当初婦人科の先生は、「更年期は長くても5年くらいでおさまるもの」とおっしゃっており、もうそろそろやめても大丈夫なのでは?と思い、2ヵ月に1回の病院訪問をやめ、手持ちの薬が終わったところで使用をやめてみました。
その後の体調変化について記録しておきます。
同じような状況の方の参考になれば幸いです。
やめようと思ったきっかけ
(1)忙しかったから
私の場合、薬がちょうど終わるころ病院に行き、2ヵ月分の薬を処方してもらっています。
2ヵ月に1回の受診(問診のみ)です。
それが今回、多忙すぎて病院に行く時間がなかった!
これが直接の原因ですが、よくよく考えてみると、HRT治療歴5年。
更年期、もしかしてもう終わったのでは?
と期待し、長らく続けた投薬サイクルをストップしてみました。
これでやはりダメなら、やはりもう一度病院に相談してみようと。
私が通う病院の先生も、
「人によるからねー、続けても続けなくてもいいですよ」と、結構アバウト。
普通の病気と違って「治す」ものではなく、一定の年齢を過ぎてしまえば終わる「更年期」なので、薬については患者の意志によるところが大きいと言えます。
(2)長期使用によるリスクが心配だったから
確率としては低いのですが、
エストラーナは子宮体がんのリスクが高まる
ソフィアは乳がんのリスクが高まる
と言われています。
それぞれのリスクを抑える薬の配分・使い方サイクルを指示してもらっていますが、もし更年期障害がおさまったならもう薬は不要です。
薬をやめてみて、症状がもし出なかったらラッキー。
長期HRT療法によるメリット(骨粗しょう症やアルツハイマーを防ぐ効果、美容効果)もあり、そのメリットのため還暦まで続ける人もいるらしいです。
というわけで、状況をみてどっちに転んでもいいかという気持ちでやめてみようと思いました。
もしまだ対処が必要だと感じたら、もう一度お医者さんに相談してアドバイスしてもらおうと思っています。
HRT薬の種類とサイクル(私の場合)
私の場合、飲み薬と貼り薬を交互に使用してきました。
エストラーナ →エストロゲン(卵胞ホルモン)の補充
ソフィア →プロゲステロン(黄体ホルモン) の補充
飲み薬(ソフィア)を1週間飲んだあと、たいてい3〜4日で生理がきます。
薬の作用でホルモン分泌を促し、若い頃と同じような排卵サイクルを作り出すという仕組み。
本来ならもう閉経してもおかしくないのでしょうけど、この薬のおかげで、無理やり閉経のタイミングを先延ばししているというわけです。
生理も終わって更年期障害もナシ、というがもっとも望ましいのですが・・・
とは言え、HRTでやってくる生理は、若い頃と違って期間も短く生理痛もほとんどナシ。
初日も二日目も楽なものです。
意外と面倒なのがエストラーナテープ。
2日に1回、下腹部に2枚ずつ貼ること2週間。
貼り忘れ、はがし忘れ、気がつくといつ間にか剥がれていた、なんてことはしょっちゅうで、この2週間はカレンダーにメモしながら気をつけていました。
やめたらどうなった?
「貼る(エストラーナ)→飲む(ソフィア)→生理」の繰り返しを5年間やってきましたが、今回「貼る」が終わったところでやめてみました。
生理がとまった
いつもだったら飲み薬の1週間後に「生理」の予定でしたが、薬を飲まないので予想通り何も来ず。
ほんの少し生理痛的な違和感はあったけど、不快というほどではなかったです。
ほてり(ホットフラッシュ)再発
いつもだったら「飲む」べきタイミングで、何もせず放置。
すると、5日目頃に久々にほてりを感じました。
でもこの猛暑なので、さほど気にするほどでもありませんでした。
2週間経過したころから、朝晩カーッと明らかに暑くなる症状。
でも治療をはじめる前のほてりよりは軽く、汗が吹き出るほどではありません。
ただただ暑い!
3週間経過。
朝晩だけでなく、昼間も時おりホットフラッシュ。
夜中にほてって目覚めることが増えてきました。
これでは前と同じかもっとひどいかも・・・
あー、やっぱりまだダメかぁ〜・・・ orz
食欲・体重などはまったく変化なし
便通もよく健康状態はOK。精神的なアップダウンも特になし。
やめると症状ぶり返す人は多いらしい
ホルモン補充療法とは?とか、HRTとは?という解説ページはたくさんありますが、実際にHRT療法を受けている、受けたという生の声はなかなか見かけないので、シェアしたいと思います。
貴重な実体験としてとても参考になります。
飲んでる時はわからなかったけど、やっぱやめると体がしんどい。
以前ほどではないにしても 倦怠感、手足の冷え感、頭痛、背中の痛み、カーッとたまに暑くなるなどのカムバック感・・・
ホルモン補充を止めてしまえば、一気に閉経?の様なものですから症状は凄まじかったです。
止めて1ヶ月は胃がむかむかする、胃酸があがる、胸やけ、動悸息切れ、ほてり、発汗(寝汗)などなど・・・
1日で4kg痩せたのもビックリでした。
あまりに辛く、ホルモン剤以外の更年期に効く薬を出してもらったら大分落ち着きました。
その他、老化や乾燥などの症状は今のところ見られません。
このように、「やめると症状ぶり返す」というのはよくあることのようです。
まとめ
本来からだには無かった「ホルモン」を外から「補充」するのがHRT。
私も、減少しつつある女性ホルモンを外から補充することで、ほてりの問題を解決してきました。
しかし、補充をやめると途端に再発。
根本の問題はやっぱりまだ解決されていなかったという事実が浮き彫りになったという感じです。
「様子を見てうまくいけばこのままやめよう」と思っていた私ですが、夜熟睡できないのがだんだん辛くなってきたので、そろそろいつもの婦人科へ相談に行ってみようと思います。
質問ポイントは、
・このまま続けても大丈夫?
・ホルモン補充以外の方法はある?(たとえば漢方とか)
の2点。これを相談して、今後の対策をとっていきたいと思います。
「やめたらどうなる?」だけの情報で、「じゃあどうする?」という具体的なお話まで着地できておらず申し訳ありません(-_-);
このあとの経緯はまた当記事に追記していきます。
追記:主治医に質問した内容はこちらです。
ご参考になれば幸いです。
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