私、目の下のクマは単純に睡眠不足だと思っていました。
でもその種類や原因はさまざまなのですね。
- 青グマ … 血行不良が原因
- 黒グマ … 皮膚が薄くなっていることが原因
- 茶グマ … シミやくすみが原因
美容の視点で詳しく解説していきます。
青グマ→血行不良
血行不良で冷え症の人がなりやすい青グマ。
全身の血行をよくする工夫で改善されます。
長時間のデスクワークは血行不良の原因になるので、上体をそらしたり肩をほぐしたりというストレッチを心がけるように。また、ウォーキングも血の巡りがよくなるのでおすすめです。
生まれつきの要素であることも多く、その場合は消すことが難しいと言われています。
目元の血液の流れをスムーズにするためのツボ押しするのも効果的です。
目のまわりのマッサージは難しく、自己流で行うとかえって肌を刺激することもあるので、ホームケアにはツボ押しの方が良いでしょう。
<青グマを改善するツボ>
睛明(せいめい)・球後(きゅうご)・四白(しはく)のツボを刺激して血行改善
- 洗顔後、化粧水や美容液をつけたあとで行います。
- 3秒押して、パッと離すのが1セット
- 3箇所のツボをそれぞれ1日3〜5セット
黒グマ→皮膚のたるみ
下まぶたの皮膚のコラーゲンが減って薄くなると、皮膚がたるんで影ができます。これが黒グマ。
コラーゲンを増やすケアで対処します。
コラーゲン強化に有効なのは、レチノールとピーリング。
これはビタミンAの一種で、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンを増やす作用があります。
レチノール配合の美容液またはクリームを日々のお手入れに取り入れましょう。
さらに週に1〜2回、ピーリングで角質を除去するとコラーゲンの産生機能が上がります。
レチノールは光や熱や酸素の影響で酸化しやすいので、日中の紫外線を避けてお手入れは夜が適しています。
ちなみに当サイト管理人がシミ取りで使用した「トレチノイン」がまさに「レチノール」。
https://over40-life.com/simi/tretinoin/「個人輸入でシミは消せるか挑戦してみます」
化粧品として市販されているレチノールクリームは含有量が0.05%以下のもので、表皮組織の代謝・角質除去といった本来のレチノールの働きとしては弱いとされています。
含有量が0.1%のトレチノインは医師の処方や個人輸入で入手可能ですが、作用が強いので皮膚の薄い目の周りはできるだけ避けて使うようにとあちこちで注意が促されています。目の下のクマに使いたいんだけど・・・危険なので、0.05%のレチノール配合クリームで少しずつ改善するのが良さそうです。
茶グマ→シミ・くすみ
シミやくすみなどが目の下にできて、くまのように見えるのが茶グマです。
シミ対策と基本的には同じで、美白成分によるスキンケアで対処できます。
ビタミンC誘導体やカモミラET、油溶性甘草エキスなど美白成分配合の化粧品でケアしましょう。
ビタミンCのイオン導入と組み合わせるとさらに有効です。
ピーリングも有効です。これは茶グマの原因であるメラニンの排泄を促し、目元のくすみを効果的にケアします。
まぶたをこするクセがある場合、皮膚が黒ずんで硬くなってしまいます。そうなってしまったときもピーリングは余分な角質を取り除いて肌をやわらかくしてくれるので有効です。
ただし花粉症やアレルギー性結膜炎などで目の周辺に痛みやかゆみがあるときは、眼科や皮膚科で早めに相談を。
自分のクマは何クマ?微妙なときのチェック法
目の下の青クマ、黒クマ、茶クマ。
それぞれに対策がありますが、色がはっきりしていないなどでちょっと判断がつかないときのチェック方法をご紹介します。
青クマ見分け方
血行不良が原因。
クマの部分の皮膚を指で下に引っ張ると薄くなるのが青クマ。
メイクで隠れます。
《対処法》運動やツボ押し、マッサージで血行を良くする。
ホットタオルも一時的ですが効果あり。
黒クマ見分け方
皮膚が薄くなっていることが原因。
影なので上を向いたり指で皮膚を引っ張ると薄くなるのが黒クマ。
しかし皮膚のたるみが原因なのでメイクで隠しきれません。
《対処法》肌のコラーゲンを増やす。たるみを防ぐ。
茶クマ見分け方
シミやくすみが原因。色素沈着なので、指で皮膚を引っ張っても薄くならないのが茶クマ。
メイクで隠れます。
《対処法》メラニンを減らす。ピーリングで肌の代謝を上げる。
この上記のどれでもなく、ちょっと赤みがかっているなら、「赤クマ」「紫クマ」と考えられます。
ご参考になれば幸いです。
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