皮膚科で出されるニキビ治療薬は効く?効かない?

皮膚科で出されるニキビ治療薬について

皮膚科でも治らなかった息子のニキビ。

ブログ情報と自己調査から導きだした「水飲み習慣」開始から2ヵ月で、真っ赤な痛々しいポツポツは見えなくなりました。
ここでまた皮膚科通いを再開し、飲み薬を処方してもらいました。
(皮膚科は、前に通っていたところが保険適用外の高額療法や石けんを勧めてきたので、別の病院に変えました)

以前の病院と、出される薬が微妙に違ったのですが、こちらの体質が変わったせいか、今度は飲み薬もよく効いているようです。

・ミノマイシン50 抗生物質
・フラビタン錠10mg ビタミンB2の補給剤
・ビタミンB6錠30mg「F」  ビタミンB6の補給剤
・デュアック配合ゲル  塗り薬

ミノマイシンという抗生物質は、病原微生物の増殖を抑えるようにはたらくそうで、ニキビのアクネ菌も抑えるとのこと。
でもあくまでも増殖を「抑える」というだけで、飲めば死滅させるわけではないんですね。

つまり、すでに活動しているアクネ菌は活動寿命が尽きるまで放置。
しばらくはニキビがおさまることはありません。

ただ、これから出ようとする菌は薬の効果でほとんどなくなるわけですから、今見えているニキビが見納めということになります。
さらに水をせっせと飲んでデトックスしていけば、菌が生まれにくい体質にもなるので、薬も効果が発揮しやすくなったのだと思います。

抗生物質で抑えると言っても、抑えたそばから水分とらずで高カロリーばんばん摂っていれば、抑制が追いつかないかもしれませんね。

デュアック配合ゲルは2015年に承認されたニキビ治療薬。
過酸化ベンゾイル(BPO):角質層剥離作用/抗菌作用
クリンダマイシン:アクネ菌の増殖、炎症を抑える

この2つの成分が配合された塗り薬です。

同年ベピオゲルも登場しましたが、それよりあとに日本上陸し保険適用になったとか。
アクネ菌やブドウ球菌を殺菌し角質を剥がしてターンオーバーを促進するそうで、炎症中の赤ニキビに効果的。

ただし白ニキビやニキビ予備軍には効かないとの声あり。
赤ニキビがおさまってきたら、違う塗り薬が処方されることになります。

保険がきかないけどよく効くピーリングせっけん

以前、半年ほど通っていたころに勧められたのが「スキンピールバー ティートゥリー」という海外製の石けん。
保険適用外で1コ2500円。うーん高い(^ ^);
スキンピールバー ティートゥリー

  • 内容量:135g
  • ピーリング作用を持つ“洗顔石鹸”
  • AHA(グリコール酸)・BHAに加え くすみに働きかけるハイドロキノンを配合

51-VecdQPjL._SL160_
でも病院が「これは効きますよ〜」と言うので購入しました。
しかし前回の記事にも書いたように、食生活を見直す前にこれを使い続けても、ほとんど効果はありませんでした。
というか、どんどん増えていたような。
このとき、息子の肌で何が起こっていたのか?

水を飲まずに高カロリーの食事、不規則な生活でアクネ菌の元ができる。
  ↓
アクネ菌がおもてに出ようとする。
  ↓
ビタミン剤と抗生物質を飲むが抑えきれない。
  ↓
ピーリングで肌のターンオーバーを促進
  ↓
抑えきれなかったアクネ菌、下からどんどん出てくる

こんなサイクルだったのではないかと推察します。
ピーリングはニキビケアとしては正しいです。
しかし、まずは体の中の毒素をなるべく出して、下痢でも便秘でもない正常な消化の働きができていることが大前提。
そうでなければ、ニキビのもとは再生産され続けてしまいます。
水を積極的に飲んで腸の調子も良くなった今、あらためてこの石けんを使ってみると、その効果が実感できます。
今の皮膚科ではこの石けんを取り扱っていないようなので、Amazonで同じ商品を見つけて購入するようにしました。

サンソリット スキンピールバー ティートゥリー

新品価格
¥2,000から
(2016/7/28 20:11時点)


誰でもネットで購入できる商品です。定価は病院で買ったときとほぼ同じ。
業者によっては安くなってるので、わざわざ病院で買うこともないですね。
お店ではなかなか見かけないので、うちは最近はもっぱらAmazon購入です。

【ティートゥリー:我が家でのニキビケア使用法】
毎晩お風呂に入るときに使っています。
(1)洗顔用の泡立てネットで濃密泡を作る。
(2)顔にのせてしばらく放置。5分くらいで、ちょっとピリピリしてきます。
(3)洗い流す。
(4)風呂上がりには化粧水で水分補給。
(5)このあと病院で処方された塗り薬(デュアック配合ゲル)を塗る。

最近は肌の凹凸がほとんど無くなって、ニキビあとが残っている状態の息子ですが、この石けんを毎日使っているおかげか、肌の色が徐々に明るくなっているように思います。
ただし、とても溶けやすいので、丸ごとお風呂場に置いておくとすぐに湿気でドロドロになってしまうので注意が必要。
うちでは固形の真新しい状態で10カットに切り分け、1コずつネットに入れて使うようにしています。
2500円とお高めな石けんではありますが、カットしたものを1週間で1コずつ使っていくので、2ヵ月ちょっともちます。(複数の人で使うと減りはもっと早いと思います)

teetree2

最初に切り分けて使用しています。(もうすぐ買い足さなければ)

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中に石けんが入れられる100円ショップのネット。使用後は濡れないようにぶら下げておきます。

ピーリングは40代のアンチエイジングにも良いので私もたまに使っていますが、サッパリ感が違います。
ただ、泡をのせて放置する時間が、ニキビ化膿状態のときは痛いんじゃないかな・・・と思いました。
ニキビを早く消したい気持ちはよくわかるけど、薬や石けんですぐに消せるものではありません。
今あるニキビちゃんたちは活動が終了するまで静かに見守って、これから出てこないようにしていれば、自然とニキビのない肌に生まれ変わります。
なんといっても十代思春期、若いですから細胞の再生能力はすばらしい。
焦ってごしごしこすったり、ガマンして長く泡放置したりしないように注意してくださいね。

まとめ

病院で出される薬はたしかに効きます。

市販薬のニキビ塗り薬に配合されているのは誰が使っても安全とされる成分が主なので、その人の肌の様子に合っているかどうかはわかりません。
その点、医師が目で見て数ある薬の中からチョイスしてくれるものは最も近道だと言えます。

しかし皮膚科は皮膚の専門家。
内蔵のコンディションや精神的ストレスまではアプローチできません。

肌のことなら皮膚科にまかせればいいだろう、通っているのに治らないのは医者が悪いんじゃないか?
私も以前はこう思っていました。しかしそれは間違い。

体全体が健康になる生活をまず自分が心がけること。

そうすると体のさまざまなパーツが、自然治癒力を発揮し始めます。
病院で出される薬は、その人にあったオーダーメイドなので、その治癒力を最大限に後押ししてくれます。

病院に頼りきりなのではなく、上手に利用するというスタンスでいるのがコツ。
これはニキビに限ったことではなく、どんな病気にもあてはまることかもしれませんね。




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