質の良い睡眠、とれてますか?
下のチェック項目、あなたはいくつ当てはまりますか?
□ 何度も目が覚める
□ 朝起きたときから疲れている
□ 寝る前に何か食べることが多い
□ ストレスが多い生活をしている
□ ベッドに入ってもあれこれなやんでしまう
□ 暑い、うるさい、明るいなど寝室環境に難あり
□ 午前0時を過ぎてから寝ることが多い
□ 就眠時間が不規則
該当する項目が多い人は要注意。
質の良い眠りができていない、つまり体が十分に休めていない状態にあります。
複数の国で調査したところ、「日本の40代女性の約半数は睡眠時間6時間以下」だったそうです。
これは世界でも最低レベル。
それなら、せめて質の良い睡眠をとって心身すこやかでありたいものです。
睡眠は毎日のことです。
肌に塗ったり食事を意識したりも大事ですが、寝ている時間も有効活用できれば鬼に金棒。
なぜ睡眠が大切か?質の良い睡眠をとる方法は?
成長ホルモンと睡眠の関係について、ちょっと調べてみました。
(参考:日経BP「日経ヘルス プルミエ編 女性ホルモンを味方にする本」)
睡眠は心身ともにメンテナンスの時間
実は、睡眠は単に体を休めることだけではありません。
眠りの前半は「体のメンテナンス」、後半は「心のメンテナンス」が行われているそうです。
前半に中心的な働きをしているのが「成長ホルモン」。
このホルモンは、寝付いてから3時間以内の深い睡眠のときに集中的に分泌されます。
この間に、
・新陳代謝をアップして古くなった肌の細胞を新しくする
・免疫力を上げる
といった体のメンテナンスが行われます。
一方、後半では浅い眠りが増えていき、夢も多くなります。
このとき脳の中では記憶の整理が行われています。
睡眠が不十分だと太りやすくなる
午前3時ごろから朝方にかけては、ストレスに対抗したりやる気を高めたりする「コルチゾール」というホルモンが多くなり、目覚めにむけて心と体を準備します。
【コルチゾールとは?】
副腎皮質から分泌されるホルモンで、糖質コルチコイドの一種。
うつ病などで高値を示すホルモンで、ストレスホルモンとも呼ばれており、過剰に分泌されるのはよくないとされていますが、代謝や免疫、炎症抑制などに深く関係しており生命維持には不可欠なホルモンです。
また、体内に蓄えられたグリコーゲンや脂肪を分解してエネルギーに変える働きもあります。
つまり寝ている間にダイエットしているようなもの。実際、睡眠と肥満の間には相関関係があり、睡眠不足の人は太りやすいという報告があります。
睡眠不足で集中力が散漫になって交通事故を起こしやすくなるのはわかりますが、太りやすくなるとは・・・
こんな研究報告があるそうです。
「睡眠時間が5時間の人は、7〜9時間の人より肥満率が50%高い」
寝る子は育つと言いますが、更年期世代は寝ないと脂肪が育つのですね。ビックリ。
睡眠と病気の関係も次々と明らかになっており、高血圧や糖尿病、うつ病、便秘、学力低下など、睡眠不足によってリスクが高まると報告されています。
女性ホルモンが減った後は成長ホルモンに助けてもらう
「成長ホルモン」は子どもの発達期をイメージさせる名称ですが、大人になってもちゃんと分泌されていて、これの働きが老化を遅らせることがわかっています。
成長ホルモンの主なはたらき
- 脂肪を分解する
- 動脈硬化を予防
- 骨や筋肉を作る
- 中年太りの予防
- 免疫力アップ
- 副腎からのエストロゲン産生を促す
- 肌を若々しく保つ
- 傷ついた細胞や組織を修復する
こんなにたくさんの恩恵をもたらしてくれている成長ホルモン。
これを集中的、効率的に増やすベストな方法が、「良質な睡眠」なのだそうです。
だからよく眠る女性は老けない、ということ。
40代〜50代は、家事や仕事や育児や介護、とにかくあちこちでいろんな役割を引き受ける世代。
ストレスと闘う毎日、リラックスして睡眠をとれたらどんなにいいか・・・。
そんな大変な時期なのに今まで健康を守護してくれていた「女性ホルモン」は減っていく一方。
だからこそ、質の良い睡眠をとって「成長ホルモン」を見方につけましょう。
よく寝る女性は老けません。
睡眠を上手にとって老け顔にサヨナラです!
成長ホルモンの出る質の良い睡眠をとる工夫
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寝起きが悪い人に
寝るのが良いからといって、寝起きが悪い、日中も常に眠くてダラダラしてしまう・・・というのはちょっと問題です。
長時間寝ているにもかかわらず、心身のメンテナンスがなされていない証拠。これでは成長ホルモンも出ません。
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こちらの記事もご参考にどうぞ。
ご参考になれば幸いです。
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