【更年期】介護ストレスについて

この年代にのしかかるストレスは、「ダンナ」「子ども」「仕事」だけではありません。
自分の親、夫の親が高齢となることで起こりうる介護・看護の問題です。

介護ストレス

両親の老いの問題も、更年期の時期にやってきます。

介助がないと生活できない体になったり認知症が発症してしまったり。
子どもとしてもちろん力になりたい、親孝行したいと思います。
また、パートナーの親に対しても、家族として精一杯尽くしたい。
しかし現実問題、自分自身の家庭や仕事で手一杯。

いろんなものに板挟みになり、身動きとれなくなり、「介護うつ」を引き起こすことも珍しくありません。

孤立、ストレス 「介護うつ」注意
親や配偶者など高齢の家族を介護するストレスから、うつ状態になる人が少なくない。「介護うつ」と呼ばれ、一人で介護を抱え込んで疲れ、精神的に孤立した時に陥りやすいという。「まずは介護する自分自身の心の健康に気をつけてほしい」と専門家はアドバイスしている。
yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)記事より引用
https://yomidr.yomiuri.co.jp/
ホーム>安心・シニア いきいき快適生活>孤立、ストレス 「介護うつ」注意

精神科医は、「介護うつ」を予防するために

・介護を一人で抱え込まないこと
・無理をしてでも「自分の時間」を作っておくこと

が大切だと述べています。

介護者の現状

厚生労働省の平成24年度の調査によると、介護が必要な高齢者(要介護・要支援に該当する方)は561.1万人にも達すると報告されています。
介護者のうち、「介護ストレスがある」と回答している方の割合は、
平成22年度には60%、
24年度には70%になりました。
つまりストレスを抱えながら介護を続けている人が年々増えているという事です。
なお、平成26年度の日本の自殺者は25,533人と報告されていますが、そのうち「介護・看病疲れ」が原因の自殺は246人に上るそうです。
介護がいかに精神的ストレスとなっているのかが分かります。

一人で抱え込まないこと

先が見えず、見通しも立たない介護のストレス。
長続きさせるためには、キャパを超えたがんばりは危険です。自分自身の健康をまず第一に考えてください。
介護ヘルパーさんや他の人に頼むことも、長続きさせるための最善策であり、ひとつの愛情の形だと思います。

私自身、要介護5と認定された母を介護し、最期を看取りました。
進行がんだったので介護の期間は短かったのですが、ほぼ24時間目が離せない状況だったので、これで家事も育児も仕事も、というのは実際無理だとつくづく思いました。

心身ともに疲労がたまると心の余裕もなくなってきます。
我が身を振り返る余裕もなくなります。

いつも頼られてばかり、自分は一体誰を頼ればいいのか。

献身的な人ほど、そしてその時間が長くなるほど、体力・気力ともに削られていきます。

心から信頼できる人、パートナーでもきょうだいでも友人でもいいです。
自分が壊れてしまう前に、とにかく気持ちを理解してくれる人に話すようにしてください。
 

身内にいなければ、ケアマネージャーさんや訪問看護師さんが強力な相談相手になってくれます。
最近、介護疲れによる悲しい事件もあることから、介護する側の心のケアが重要視されています。
医療でも福祉でも、きっとあたたかく解決の方法を一緒に考えてくれることとと思います。(私も訪問看護師さんに話をきいてもらって、ずいぶん救われました)

専門家が無料で相談に応じてくれるサービスを見つけたのでご紹介しておきます。

ansinkaigo
安心介護(http://ansinkaigo.jp/)

ninchishonet
認知症ネット(https://info.ninchisho.net/)

aladin
NPO法人 介護者サポートネットワークセンター アラジン(http://arajin-care.net/)

ひとりで抱え込まないで、どうかご自分を大切にしてくださいね。




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