グライコの使い方と副作用は?実際に使ってみてピーリング効果を検証してみた(Glyco6)

グライコ6とは、Micro Labs Limited社のにきび治療・シワ取り用クリームです。

Micro Labs Limited 会社ホームページ

天然植物から抽出された「グリコール酸」によるピーリングでターンオーバーを促進、あらゆる肌トラブルに効果があるとのことで、世界中に愛用者多数のロングセラー。

肌細胞を再生させるので、シミ取りのトレチ&ハイドロ治療の休薬期間にもおすすめです。

 

グライコ6 製品概要

 

グライコ6%(Glyco 6)クリーム【1本30g】


◆効果

○お肌の肌再生
○大人ニキビの改善
○コラーゲン、エラスチン生成促進による肌弾力、ハリアップ
○しわ取り

◆用法

始めの1週間は1日1回、異常が見られない場合、その後は1日に2回ご使用ください。
(製品概要/販売会社サイトより)

※同様成分では、
「デメランクリーム(Demelan)」が有名です。

こちらはグリコール酸10%で、さらに高濃度。 どちらが合うかは人それぞれのようです。

 

 

グリコール酸とは?

 

サトウキビやブドウの実や葉に含まれている有機酸です。

角質をやわらかくし除去する作用があるので、ザラつきやゴワつきのある肌の層が剥がれ落ち、手触りがなめらかになっていきます。

自然界の成分を使ったグリコール酸は副作用や毒性がほとんどないと言われ、取り扱いが楽なのもメリットです。

高濃度なグリコール酸は、ケミカルピーリング剤としてピーリングやニキビ改善目的で医療の場でも使われています。
角質層から表皮層の浅い層(エステでは角質層までのとても浅い層)までのピーリングに用いられることが多く、コラーゲンなどの生成を促進する作用もあります。

 

ピーリング成分の中でも浸透力が高いグリコール酸

グリコール酸はAHA(アルファヒドロキシ酸)の一種です。

AHAの仲間には、乳酸やクエン酸、リンゴ酸、酒石酸などがあり、化粧品としてよく使われるのはグリコール酸・乳酸。 AHAは肌の細胞同士の接着を弱める作用があり、その作用が皮膚の剥離を促進します。

中でも、分子構造が単純で浸透力に優れているのがグリコール酸

詳細どうなっているかというと、角質層の「デスモソーム」という角質を固めているタンパク質の結合を分解し、古くなった細胞をはがれやすくするそうです。

浸透してよく効く分、高濃度のものは強い刺激性に注意が必要です。

 

 

グライコ6(グリコール酸)の毒性・副作用

 

グリコール酸は、3.6%以下含有であれば刺激やアレルギーがほとんどないとされていますが、それ以上の濃度は厚生労働省の毒物及び劇物指定令において劇物指定されています。(2016年7月改正後)

グライコ6はグリコール酸6%なので高濃度に分類されます。

 

カスタマーレビューに、「ピリピリする」というコメントを見かけますが、その「ピリピリ」は臨床試験で報告されているスティンギング(=刺すような刺激)という症状。

臨床試験では20人中3〜4人の割合で刺激があるとのことで、ほとんどの人には無刺激ですが、敏感肌の方は一応注意しておいた方が良いでしょう。
肌質以外にも体調の影響もあるようです。

使い始めは少量で様子をみて、ピリピリ感が気になる場合はボディクリームなどに混ぜて濃度を薄めて使うという手もあります。
安全性を確認する臨床検査結果は、下記のサイトに詳しく掲載されていますのでご参考までに。

化粧品成分オンライン グリコール酸とは…成分効果と毒性を解説

 

 

グライコ6 注文から到着まで

 

「顔全体のリフトアップ」「二重顎が劇的に改善」というユーザーレビューを見かけたので、この再生能力はすごいかも?と期待して注文してみました。

 

私は日頃くすりエクスプレスさんやベストケンコーさんをよく利用するのですが、グライコ6はこの2社では取り扱っていませんでした。現在オオサカ堂さんとその姉妹サイトオランダ屋だけみたいです。

というわけでオオサカ堂さんのサイトから2本注文。 注文から約10日で到着しました。

いつもながら簡素な梱包です。

 

 

本品に入っている説明書の記載内容はこちら。

重要箇所のみ、翻訳してみました。

 

Indications: Dry scaly skin (Xerosis), disorders of keratinization – Icthyosis / Verrucae / Keratosis of all types, adjunctive treatment of acne and hyperpigmentation, skin aging (wrinkles, dull and rough appearance of skin, loss of suppleness) either due to sun, photo induced, physiological, specific or hormonal.

Contra-indications: Known hypersensitivity to any of the label ingredients

Instructions for use: Apply once daily during the first week and then twice daily. Glyco 6 can be used alone, or as an adjunct to other treatments. Glyco 6 suits to all types of skin.

Warnings: External use only Avoid any contact with the eyes, in such cases rinse with water Slight stinging sensation, or diffuse redness may occur initially they are a sign of the activity of the cream and generally disappear after a few days.

 

適応症:乾燥した鱗状皮膚(乾皮症)、角質化の障害 – すべてのタイプの耳下腺炎/角化症、角化症および色素沈着の補助的治療、皮膚の老化(しわ、鈍い皮膚の荒い外観、しなやかさの喪失)、 光誘導性、生理学的、特異的またはホルモン性

禁忌:いずれかのラベル成分に対する既知の過敏症

使用方法:1週間に1回、1日に2回適用してください。 Glyco 6は、単独で、または他の治療の補助剤として使用することができます。 Glyco 6はすべてのタイプの肌に適しています。

注意:目に入った場合は、水で洗い流してください。 軽い刺すような感覚、またはびまん性の赤みが最初に発生することがあります。 これらはクリームの活動の徴候であり、通常数日後に消えます。

 

 

グライコ6 テクスチャー・使用感

 

においが特徴的、という感想が多いですね。
たしかにオロナインっぽい。 化粧品というより、軟膏ですね。
質感もそんな感じで、もったりしています。

 

 

しかしこれが意外によく伸びる!

化粧水を多めにハンドプレスしてすぐさま伸ばすと、指先少量でもかなり広い面積に伸びてくれます。

 

カスタマーレビューでも、ボディクリームに混ぜて使っているというコメントもありました。
使い方に特に厳しい決まりはありませんが、6%というのはなかなかの高濃度なので、分厚く塗らないように心がけた方が賢明でしょう。

ある方のブログで、「10%のグリコール酸クリームを厚めに塗って1時間放置したら赤くなって皮剥けした」と書いてあったのを見かけました。
そこでも、うすーく薄く伸ばして使うことを勧めていらっしゃったので、これは気に留めておいた方がよいと思います。

30gという分量は、どの場所にどの程度使うかによると思います。
例として私のように目元と口周りだけに薄く伸ばして毎晩使うというのであれば1本で1ヵ月は余裕でもちます。
(顔全面または体に使う方、または1日2回使う場合は1ヵ月2本必要かもしれません)

 

 

グライコ6 使い方と効果

 

始めの1週間は、1日1回、夜洗顔後に顔全体に薄く伸ばします。
2週目からは朝と夜の2回使用。

これは販売サイトの説明通りのやり方で、異常が見られなければ2週目から2回使って良いとのことなので、刺激を感じる方は「1日に1回」を続けた方が無難でしょう。

期間はとくに制約はないので、長く使っても問題ないそうです。

 

私の場合、まったくピリピリ感じることなく、これでほんとにピーリングできるの?と疑ってしまうほどだったので、初日から遠慮なく顔全面に使用しました。

ひと晩寝ると翌朝の洗顔でつるんとした感じになっていたので感動。
でもこれは自分自身の感触であり、見た目がつるんとなっていくには少々時間がかかりました。

ありがたいのは、トレチノインのような痛々しい劇的変化がないこと。
安心して日常使いできます。目元にも使えるのもありがたいです。

以前、トレチノインとハイドロキノンを使って壮絶な皮むけを経験したので、ずいぶん効き目がマイルドだなぁと思ったものです。

当ブログ内 参考記事:トレチノイン・ハイドロキノン療法 6週間の記録

 

私は1ヵ月以上使用してもヒリヒリ・ピリピリといった感覚はありませんでした。これは個人差があるようです。

でも実はじわじわ古い角質がはがれていってるようで、2週目あたりで皮膚の表面がカサカサとなっており、しばらくするとなめらかになっていきました。

ピーリングといっても、時間をかけてゆっくりと行われているようです。

無理に剥けさせると赤くなりますが、これなら赤くなる期間もなく徐々に自然に変わっていってくれるので、仕事や学校など毎日出かける人には助かりますね。

 

グライコ6、私はハリUP目的で使っておりますが、ニキビやニキビ跡改善として病院で出される薬でもあるグリコール酸。
コラーゲンを生成する働きがあるので、細胞をどんどん再生して下から新しい肌を作ってあげることで、ニキビ跡の表面を生まれ変わらせているんですね。

若い人なら1ヵ月もあればターンオーバー1周できるし、治療として使われているのも納得。
ということで、自分で使いつつニキビ跡に悩む十代の息子にも使わせています。

 

効果の感じ方は年齢・肌質・使い方によるところが大きいので、実際のユーザーレビューが大変参考になります。

オオサカ堂
グライコ6%(Glyco 6) ユーザーレビュー

 

 

※グライコ6とよく一緒に購入されている商品

ヒトプラセンタジェル(Placentrex Gel)

ユークロマクリーム4%(ハイドロキノン)

 

プラセンタジェルは実際に購入して使用してみました。レビューはこちら。

[blogcard url=”https://over40-life.com/simi/plasentrex/”]

プラセントレックスの使い方に注意!美白実験ビフォーアフター公開

 

 

ご参考になれば幸いです。

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